ARTIST REVIEWS
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よりシンセに血が通っていく、表情が出しやすくなっていくという感じがとても面白い
サカナクション / 草刈愛美、岡崎英美
文学性の高い歌詞、郷愁感あふれるフォーキーなメロディ、クラブミュージック、ロックという様々な要素を混在させた独自のスタイルを持つロックバンド。
昨年10月に武道館公演「SAKANAQUARIUM 21.1(B)」を企画。チケットは即ソールドアウトで迎えられ、ロックバンドの枠では収まらないエンターテインメント性豊かな”ショウ”として成功を納めた。
そして今年、7月20日には5枚目のMaxi Singleとなる『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
を発表。楽曲やグラフィックのプロダクツのみならず、「アーティストの在り方」そのものを先進的にとらえて表現し続けるその姿勢は、新世代のイノベーターとして急速に支持を獲得している。
Official : sakanaction.jp
草刈:ライブや、プリプロ~レコーディング等のDAW使用の際、Macとインターフェースの接続のために使いました。
草刈:MacBook ProとMOTU Traveler-mk3です。
草刈:ableton Live です。
草刈:リハーサルスタジオや自宅等、モニター環境が十分でない場合にもより解像度高く表現してくれるような気がしました。
草刈:そうですね。効果的ですね。
草刈:曲によって様々です。基本アコギ弾き語りをベースに、スタジオセッションから直にレコーディングに入るパターン。個人、また は数人一組でデモを構築するパターン。デモをそのままレコーディングに反映させる時もあれば、またスタジオセッションに持ち込んでアレンジしなおす場合もあります。インスト曲については、原曲がない事も多いので、各パートのアレンジがまとまって行く場合もあります。
岡崎:それぞれ、
電源ケーブル
・L/i 15 EMX : NORD LEAD 2X
・d+ PowerCable C7 : NORD LEAD 2X
・Black Mamba-α : MOOG Little Phatty / MACKIE 1402-VLZ3
・L/i 50 G5 PowerCable : MOOG Little Phatty / MACKIE 1402-VLZ3
ラインケーブル
・QAC-202MP : MOOG Little Phatty / NORD LEAD 2X / Prophet 08′
各楽器からMOTU UltraRite mk3、APOGEE ensamble、MACKIE 1402-VLZ3などへの入力
岡崎:L/i15EMXはhigh midが少し抜けるようになった感じがしました。なので主にライブで使用しています。
d+C7は使い込むにつれて張りや量感が増した感じがしました。好みとしてはアナログライクな音がするd+C7が好きなので、レコーディングではd+C7を使用しました。
岡崎:L/i50 G5を試して、とても顕著にキラキラな音になったのでびっくりしました。倍音が抜けてくる感じ。高音でのメインリフなどは抜けすぎるくらいですが、低音のベースシンセなどは気持ちよく聞こえました。
他との楽器のバランスを考慮して、MoogではBLACKMAMBA-αの方が太さを増しながら、聞こえ方が安定していて、ライブで扱いやすかったです。
岡崎:全体的な抜けの良さを狙って、L/i50 G5を使いました。音量を上げなくても聞こえてくる部分が増えて良かったです。一方で各シンセの抜けや存在感が解りやすくなった分、より繊細に音量バランスをとる技術が問われるようになるので、スキルアップに繋がると思います。
岡崎:Moogでのレコーディング中に、他社ケーブルと比較のため簡易的なブラインドテストをしてみました。パワーというか音の重みを感じられる、躍動感のわかるケーブルなんじゃないかと思います。アナログやバーチャルアナログなどのシンセにはもってこいのケーブルなのではと思います。
岡崎:よりシンセに血が通っていく、表情が出しやすくなっていくという感じがとても面白かったです。
どういう音にしたいかによって、意識的に各ケーブルの組み合わせを考えていけば、もっと可能性が広がると感じました。
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