ARTIST REVIEWS
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「特にVocalに関しては山口さんの表情が見えることが一番大事」(レコーディング・エンジニア 杉山オサム)
杉山オサム:そうですね。基本的に使用しているものはほとんど同じですからね。アンプからケーブルに至るまで。それに基本的にレコーディングは常に3人のベーシック一発録りからスタートするので。
杉山オサム:曲によってはいろいろやってみようってこともあって、ギターアンプは基本的にいろいろ変えるんです。今までレコーディングでは、ダビングはマーシャルが多くて。今回もいろいろ用意してもらったんですけど、山口さんはHiWATTをすごく気に入ったみたいです。今回のアルバムではほとんどHiWATTのビンテージ使いましたね。
OY:HiWATTだとケーブルはどうされました?
杉山オサム:ケーブルはもうG-SPOT。断然G-SPOT。でシールドは短い方が音に有利、ってことでいつも短いシールドケーブルでレコーディングしてたんですけど、もうブースからギリギリでこんな格好で。
杉山オサム:そうですよね。あと電源にはL/i50 V4でした。全体的にバランスがよかったですね。
杉山オサム:Vocalだけですね。もう専用って感じで。ずっとセッティングされてました。
杉山オサム:こう、音が前に、近くにくるんです。僕は近い感じで録りたいんですね。
杉山オサム:NEVE1073とUREI1176で録ったんですけど、ちょうどいいバランスでしたよ。SSLとかだとまた違うんだろうなと思うんですけど。
杉山オサム:マイクは87です。
杉山オサム:aiじゃない方です。プリにしてもマイクにしてもチョイスしてるのが古いから、それが組み合わせとして総合的にいい方向に行ったんじゃないかなと思います。HiWATTもそうでしょうね。
杉山オサム:潜在しているけどいまいち表に出にくいところを前に持っていっているのかな。SSLだとその点そつなくキレイに表現しますからね。キャラクターも多少カブるような気もしますし。
Fender_1_250.jpg
杉山オサム:その後、5弦ギターラウド系のバンドを録ったんですけど、その時にオールドのMESA BOOGIEの小さいスピーカーを鳴らしたんです。その時に電源から何から何まで全部オヤイデで揃えて録ったんですけど、めちゃくちゃ良かったですよ。
杉山オサム:全部揃えて録った方がいいなって思いました。それぞれのキャラクターがはっきりするんですよ。近い感じ。
杉山オサム:まずはそう。特にVocalに関しては山口さんの表情が見えることが一番大事で、ここまで近くできるってとこから、じゃぁもうちょっとアンビエンスや空気感を足してみよう、動かしてみよう、ここをちょっと引いてみよう、とかそういう流れで。後から遠くするのはいくらでも出来るから、まず “近い” というのがとても大事!
OY:その近くなるっていうのはケーブルの解像度が高いとかそういう・・・
杉山オサム:そういうことだと思いますよ。聴こえているものがもれなく録れるということ。
それぞれの音とか空気感とかが手元でコントロールできる状況にあるとMIXの目的地もはっきりするから、さっき言ったような次のアクションが早いし、なによりやりやすいんですよ。
杉山オサム:そう。山口さん、近藤さんとそれぞれOCB-1 SXを使いました。やっぱり統一感をもたせるのは大事ですからね。
杉山オサム:オヤイデパワーも随所に盛り込まれていて、いろんな意味で凄いアルバムです!
近藤、木内:内容も含めて、最高傑作のアルバムです!
OYAIDE/NEOサウンドにてレコーディングされ、且つメンバー自身が最高傑作と言い切るサンボマスター渾身のNEW ALBUM「ロックンロール イズ ノットデット」は7/11発売です。
「ロックンロール イズ ノットデッド」
特設サイトはコチラ
<official site>www.sambomaster.com/
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