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「1から10までオヤイデのサイトにある自作のページみてやってみようってチャレンジ」

自分で宅録とかするんで。それで電源ケーブルだったら1本作ればいろいろ、こうやってタップなんかにも流用できるし、って・・・

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Artist Profile

bonobos (ボノボ)
2001年結成、2003年「もうじき冬が来る」でメジャー・デビュー。
レゲェ/ダブ、ドラムンベース、エレクトロニカ、サンバにカリプソと、様々なリズムを呑み込みながらフォークへ向かう、天下無双のハイブリッド未来音楽集団。
ROCK IN JAPAN、FUJI ROCK FES、RISING SUN ROCK FESなど、毎年数多くの野外フェスに出演し、ライブバンドとしても確固たる地位を築いている。
 
▶Official

他アーティストへの楽曲提供、演奏サポートなど、それぞれのソロ活動も精力的に行われ、2010年にはvo.蔡、dr.辻ともにソロアルバムも制作/発表している。
2011年8月には日比谷野外大音楽堂にてバンド結成10周年を盛大に祝い、9月には9th Single「Go Symphony!」リリース!12月には5th Albumをリリース。
結成10周年、5枚目のアルバム「ULTRA」のリリースを挟み、2011年から2012年にかけてライブハウス以外の場所でのツアー『Let’s Go 三匹!! Tour 東日本編〜』『Let’s Go 三匹!! Tour 西日本編〜』を敢行。このツアーではOYAIDE/NEOのケーブルを導入し、教会やプラネタリウム、学校などさまざまな場所でのライブを支えてきた。
そして息つく間もなくbonobosライヴツアー2012『Ultra』が4月からスタート。このツアーの初日、渋谷O-EAST公演でVo,Guitarの蔡忠浩に話を伺った。
 

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User Review

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OY:最初にギターケーブルを変えたんですよね?

蔡:いや実は一番最初はこの自作の電源ケーブルなんですよ。

OY:え、意外ですね。中身なんですか?

蔡:柔らかいブルーの・・・

OY:L/i 50 OFCですね。ちゃんと外装にチューブ被せてかっこよく仕上げてますねー。

蔡:いやでもほんと初めてだったんで、1から10までオヤイデのサイトにある自作のページみてやってみようってチャレンジしたんですよ。それでマイクケーブルは紫のPA-02つくってみて。

OY:あ、それじゃぁどちらかというとレコーディング寄りの方向から入ったんですね。

蔡:そうですね。自分で宅録とかするんで。それで電源ケーブルだったら1本作ればいろいろ、こうやってタップなんかにも流用できるし、って・・・あ、違う、ほんとにほんとの最初はレコーディングの時に美濃さんにギターケーブルを借りて・・・
 
OY:美濃さん!

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蔡:美濃さんはMACの電源とかもじゃんじゃん変えるんで、あれでだいぶいろいろ、ケーブルによって個性もあるし、いい方向に変わるっていうことがわかったから、ちょっと僕もやってみようって思って。それで最初に話した電源ケーブルから始めて。で3人でのツアー、去年のとかからちょっとずつギターのケーブルも揃えてみようと。

OY:エフェクターをつなぐパッチはFORCE’77Gで。

蔡:そうそう。

OY:パッチのFORCE’77Gいいですよ。

蔡:そうなんです?

OY:すごく色づけのないケーブルなので、エフェクターのそのまんまのちゃんとした音が出る。

蔡:そうですよね。エフェクターつなげば音やせするんですけど、その分ちゃんと補ってるというか。

OY:メインのQAC-202Gは艶がありますよね。

蔡:そうですね。ツヤツヤしてますよね。この辺りは組み合わせによっても出音変わってくるし、場所によってもバリエーションあるかなと。

OY:そういえばQAC-202Gは美濃さんも使ってますね。

蔡:そうそう。美濃さんはJAZZ MASTERですよね。

OY:アンプの方ではMarshallとFenderで相性とかありました?

蔡:そうですねー、リハの時とかはFenderのアンプとジャズコを使ってたんですけど、ギターが今回一人なんで、パンチのあるのがいいなと思ってMarshallで。Fenderは結構借りるものによって個体差がすごくあって。銀パネのやつとかは真空管ひどいのとかもあったりするんで、今回Marshallで。

OY:このFenderのギターは?

蔡:これはカスタムのマスタービルダーっていう、すげーいいですよ。

OY:現在進行形の。

蔡:職人さんが一から最後まで。このピックアップのコイル巻きの名物おばぁちゃんがいるんですって。その人の巻き方によっても全然音が変わる。でこのギターのビルダー(の人)が注文出して、こういう風にして巻いてくれっていって。ちなみにネックはマダガスカルローズウッドで、僕のは2009年のGibsonの騒動の前に手に入れたんです。

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OY:なるほどー。

蔡:あと持ち替えのギターがGibsonの335で。

OY:335にQAC-202Gはすごくいいと思うんです。

蔡:あ、そうそうすごいよかったです。けっこう暴れるんですけど、

OY:無駄な膨らみが、

蔡:締まるというか。もしかしたら335は完全にQAC-202Gで、ストラトはFORCE’77Gにしてみてもいいかな、っていう気も。

OY:ベースの方が先に導入したんでしたっけ?

蔡:いや、ほとんど同タイミングですね。

OY:変わりました?

蔡:変わりました変わりました。やっぱりレコーディングの時に聴いててすごく変わって。レコーディングの時は美濃さんの持ってきたのと、Walter woodsのヘッドでケーブルでちょっといろいろ試したりとか。普段はMONSTER使ってるんで。

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OY:じゃぁけっこう違い出たんじゃないですか?銀の線(FTVS-408)だから。

蔡:レコーディングの時とかすごく弾きやすそうにしてましたよ。

OY:銀だけどイタくないし、芯がパシっと出るからラインとりやすいとか。

蔡:そういうことなんじゃないですかね。

OY:ところでこのツアーいろんなところで?

蔡:そうですね、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、5か所ですね。

OY:を、大編成で。こないだの小編成(3人)でのツアーは?

蔡:もっと細かく、大都市は避けて、岐阜とか京都、金沢、大分、あと北海道でも札幌じゃなくてちょっと北の方にあがったところとか。ライブハウスじゃない、小学校の講堂とか、お寺、カフェも何軒かあったし、酒蔵とか、木造だったり石造りだったり古いとこでも結構やったりして。

OY:写真見てると面白いとこでやってますもんね。

蔡:そうですね。割とチョイスをそういう場所にして。一時期こういう真っ暗いとこで演るのが飽きたというか、息苦しくてちょっと外に出たいなって思って。それでせっかく3ピースになったのでちょっとフットワークの軽いそういうツアーもやってみようって。でも逆にこういう全部そろってるハコのありがたさをチョー痛感しましたけどね(笑)。さすがだって(笑)。

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OY:(笑)

蔡:でもすごく楽しいツアーでしたね。自分たちで機材揃えて。

OY:某クラムボンが去年そういうツアーをやって、

蔡:クラムボン、そういうの前からやってますよね。

OY:そこではケーブルもフルに揃えて持ち回ってたんですよ。

蔡:聞きましたよー。マルチとか引っ張ったんでしょ、最後の両国国技館。ハンパないですよね。

OY:そう、ハンパない(笑)。

蔡:いやーぼくちょっとヒキましたもん(笑)。

OY:bonobosも確実にOYAIDEプロダクトが増殖してきてますよね。

蔡:確かにそうかも。このままでいくと年内にはかなりスケールアップしちゃいますね!

OY:いいんじゃないですかー!(笑)

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