【今まで、色々なパターンで日本と外国のコミュニケーションあったと思うんだけど。その誰もがやり得なかったことを実現しようと思ってますね。】
- O Y:大沢さんは、今までもご自身の音楽であったり、今回のアルバムもそうかもしれませんが、音楽それ自体がメッセージになってるということをおっしゃっていて、それをどう受け止めるかは受け手に委ねられてるとも言われてるんですけど。
でも僕から見ていると、SNSとか最近はnoteも書かれていたり、そういうツールを上手くというか、駆使されていて、意識して色々と伝えようとしているように思うんですけど。
- S O:それは結果的にそうなってるのかもですね。僕はSNSに対してもネガティブなことや文句を言ったりもするんで。でも、意外と新しいツールを使って発信するのは好きかも笑。
- O Y:色々なプラットフォームを使って、色んな実験をやってるなという印象です。SNSとかだけではなくて、それこそGINZA MUSIC BARもそうですし、洋服もやられて発信してるじゃないですか。OFFICIAL GHOSTとか
- S O:はい、あのリメイクのね。確かに色々やってますね。
- O Y:そうやって色々と発信することや、その振る舞い一つ一つに、大沢さんなりのメッセージがこもっていて、それがあるから受け手にも伝わりやすいのかなって。
ひとつひとつは分かり易くはないんですけど。散りばめられたメッセージを集めてみると全体像が見えてくるような感じというか。
最近の大沢さんの動きを見ていてちょっとそういうことを思いました。
- S O:まだまだそこは修行が足りないところですけどね。
昨日もあるアーティストと、歌詞について話してたんですけど。ああ、なるほどなって気付かされることがあって。それは別に歌詞のことだけじゃなくて、SNSのこともそうだし、何かやり方をひとつ変えるだけでもっと伝わったり、アプローチできるところが広がるならそれはやった方がいいなと思うわけで。
そこはまだまだ勉強の余地があるなと思いましたね。
- O Y:大沢さんがTwitterで、30秒のサウンドスケッチをアップしようって呼びかけてたのあったじゃないですか。また何か面白いことやってるなと思って見てたんですけど。
- S O:あれもまだ中途半端なままなんですけど。僕は今までも、多分これからも、誰かをフックアップしてうまく世間に紹介していくっていう立場には向いてないんですよ。ただ、僕のこと好きって言ってくれる人がいて、その人たちがモノを作ってるんだったら、それを紹介できるプラットフォームみたいなものは作れるので。
- O Y:MONDO GROSSOのアルバムも含めて、大沢さんのやってることがまさにそうなってるような気がします。
- S O:僕が何かやらなくてもいいんです。僕が「この指とまれ」って投げかけたものに参加してくれたり。そこに集まってくれた人同士が、何かを勝手に始めてくれるのは全然面白いから。そういうのは見ていて気持ちがいいですね。
- O Y:本田みちよさんがやっている音楽番組のMUSIC SHAREってあるじゃないですか。去年番組に出演したBLACKUR0さんてアーティストも、大沢さんのTiwtterに呼応してデモを投稿してたんですよね。そこで見つけてブッキングしたと、みちよさんから伺いました。
- S O:そうなんですよ。BLACKUR0も、僕がやったあのTwitterにデモを送ってくれて。この子面白い!って言ったらね、MUSIC SHAREさんも本当に面白い!って番組に呼んでくれたから。あれはすごく嬉しかったですね。
- O Y:その後にMUSIC SHAREに出演したTHE FLYING BEDさんも、大沢さんと繋がりがあったんですよね?
- S O:そう、彼もね。Twitterで出会って。
- O Y:そうだったんですね。
- S O:Twitterで見つけて面白いなと思ったら、僕の知り合いと一緒に昔バンドやっていたらしく。やっぱりそういう親和性があって繋がったんですけど。それから僕のリミックスを手伝ってもらったり。そうやって付き合いも広がるんで、意外とSNSの使い方は今更になって面白くなってきた。
- O Y:そうやって、いい形で触媒になられてる感じがありますよね。
- S O:うん、そうやってもっと広がっていくと面白い。だから、そこは色々な人のアイディアを借りて。色んな才能をフックアップはできないけど、広げる場にはなりたいなと思ってます。
- O Y:引き続き僕も大沢さんの動向を注視していきます。
- S O:何かに面白いことを一緒にやれるといいですけどね。
- O Y:話は変わりますけど、オヤイデも最近また新しいケーブルとか電源も結構作ってまして。
これから新作のリリースも予定しているので。もう使い慣れてるので十分かもですが、よかったら新しいのも色々試してみませんか?
- S O:是非やりたいです。前にケーブルを入れてからもう結構時間経っているんで。ケーブルの寿命的にはまだだとしても、やりたいこともありますし。相談したいです。
- O Y:ちなみに大沢さんのスタジオって、今現在は電源ケーブルとラインケーブル、電源タップはどんな感じなんですか?
- S O:ほぼ100%?いや、95%ぐらいオヤイデですね。
- O Y:ありがとうございます。
- S O:いや、こちらこそ。
- O Y:MONDO GROSSOのアルバムが完成したばかりですが、次のプランはもう決まってますか?やっぱり次はRHYME SOですか?
- S O:順番的にはそうかもしれませんね。
RHYME SOは、この2年間コロナ禍のせいもあってやりたいことが中々出来ずに苦労したんで。今まで日本のアーティスト、海外のアーティスト、日本にいる外国人、海外にいる日本人とか、色々なパターンで日本と外国のコミュニケーションあったと思うんだけど。その誰もがやり得なかったことを実現しようと思ってますね。
- O Y:それは楽しみですね。
- S O:そこは是非オヤイデさんにも協力して欲しいかも。あとMUSIC SHAREでもRHYME SOのライブやろうか。
- O Y:我々でできることがあれば是非協力させてください。
MUSIC SHAREも是非お願いします。実はみちよさんとも、RHYME SOやって欲しいねって話していました。
- S O:リリースを再開するタイミングとかに是非やれたらいいね。
- O Y:ケーブルの件もよろしくお願いします。近々スタジオの方へもお邪魔させていただきます。今日はありがとうございました。
- (2022年2月)