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【ケーブルや電源を入れ替えると、色々と良いことが多いのは事実】

OY:有難うございます。制作環境下における解像度の重要性が分かる良い実例だと思います。
実はモニター周りのアクセサリーも導入して頂いているんですが、他に試してみて「これは!」となった製品はありますか?

Oi:インシュレーターの「INS-SP/INS-US」も使ってみました!
これはまだ実験中ですが、置き方によって少し感じが変わりますね!
僕はあったほうが好きです。

住宅の筐体の振動にはシビアになっておくべきかなと思っていたので、定位が聴きやすくなった感じがしているのもあり、導入してみて大正解でした!

今使っているスピーカーが5インチコーンなので、もっと大きいサイズのスピーカーにしたら、更に違いが出るんだろうと思いました。

OY:モニタースピーカーの振動問題は、案外モニタリングのしやすさにも関わってきますからね。

そう言えばヘッドホンのリケーブルも試して頂きましたね。
いかがでしたでしょうか?

Oi:ゼンハイザーHD25のリケーブルをやってみました!
元々のケーブルは長いこと使っていたので、かなりエイジングされている感じなのですが、ケーブルを変えて音がシャキッと広くなった感じがします。
ずっと愛用していたヘッドホンが生まれ変わって感動しました。

純正のケーブルに比べて、ケーブルがちょっと硬めなのも好きです!

OY:HPC-HD25 V2の導体もPA-02 V2と同じ102SSC導体のケーブルなので、レンジの広さなど出音の感じにも近いものを感じられたのではないでしょうか。
ケーブルの硬さもフニャフニャし過ぎているより、適度な硬さがあった方が取り回ししやすい場合もありますよね。
色々と聞かせて頂いて、導入したそれぞれの製品をしっかりとご自身の環境に落とし込んで頂けているのがわかりました。
Oi:何にしても、オヤイデ製品全般に関して、上下左右、手前奥に、”広くなった” という感想が一番強かったです。
自分が本当はどんな音を出しているのか、わかっているかわかっていないかでは、制作物に宿るものが変わって来ると思います。

盲目的なまま音楽を作る美しさもありますが、DTMにおいて主に扱う、シンセサイザー等のデジタル処理された音には、意識的に管理されるべくして鳴っているものも多いので、音の情報をより多く伝達してくれる機材を使う意味はあると思います。

それに、一つの音に情報量を多く聴き取れると、その一音への満足度が上がるので、制作物をシンプルな仕上がりに落ち着かせることが出来ます。
ケーブルや電源を入れ替えると、色々と良いことが多いのは事実なので、試しになにか導入してみると、そこから気分も音質も上がっていくと思いますよ。
オススメですね。

OY:これからDTM環境へ弊社製品の導入を考えているユーザーにとっても、とても参考になるお話を伺うことができました。
大井さん、今日は貴重なお時間を頂き有難うございました!
Oi:ありがとうございました。
色々喋らせて頂いた上でこれが一番大事な事ですが、僕は、音の良し悪しってものは存在しないと思っています。
あるのは音の違いだけだと思います。
オヤイデ電気の製品には、僕が好きになれる違いがありました。

みなさまも、いまお使いのケーブルと、オヤイデのケーブル、どんな違いがあるのか試して遊ぶと楽しいですよ!

【2022年4月某日】

 

Artist Profile

大井 一彌
神奈川県出身のドラマー/トラックメイカー。
yahyel, DATS, Ortance, LADBREAKSに所属し、AAAMYYY, DAOKO, milet, THE SPELLBOUND, UA, アイナ・ジ・エンド, 他、サポートプレイヤーとしても活動する傍ら、CMやゲーム等のサウンドデザイン、プロデュース等も行なう。
 
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