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Caravanと二人でやるようになったっていうのが、歌うようになった一つのきっかけなんだよね。(堀江)
堀江:うん。Caravanと二人でやる時はいつも2曲くらい歌うんだけど、今日のは「Soft Rock」っていう27歳くらいのころ歌ってた曲。今日とかクアトロで久々に歌って、ちょっと当時を振り返ったね。
堀江:シチュエーションとか含めていろいろ。クアトロは庭っていうか僕がクアトロっ子だったっていうのもあって、20代の頃、プレイグスやニールでずーっとお世話になってたんだよね。
Caravan:クアトロってそういう感じだったもんね。ちょっとこう、洋楽っぽいっていうか。
堀江:普通のLIVE HOUSEとはちょっと違う感覚のハコだったんだよね。
堀江:うん、まぁ定期的には歌ってるんでそんなに変わった感覚とかはないんだけどね。っていうのもCaravanと二人でやるようになったっていうのが、歌うようになった一つのきっかけなんだよね。それまでは積極的に歌う気持ちがそんなにはなくて。でもなんか二人で演っていくうちに段々とね、Caravanをちょっと休ませないといけないから(笑)。
Caravan: (笑)
堀江:二人で演ってる時は楽器の演奏としての魅力とはまた別の、何かいつもとは違う感じ、違うコンセプトでやりたいなっていうのもあるし。
Caravan:堀江くんはね、ツアー中とかのサウンドチェックしてる時とかにいきなりふわ~って、時々歌うんですよ。それが良くて。堀江くんの歌聴きてーなーって。
堀江:そうやって言われたからすぐに、そっかーって納得して歌うようになった。自分からは歌おうとはしないんだよね、ピアノでさんざん歌ってるから。
堀江:あれは加藤和彦さんのカバーで「シンガプーラ」っていう曲。加藤さんの曲も歌いたいな、というか、今まで自分から歌いたいなんて一度もなかったんだよ、カラオケもちゃんと行ったことないし。メロディーのいいものを声に乗っけて歌うっていうのは、やりたくないっていうわけじゃないけど、いつもピアノで弾いちゃってるから、あんまり興味がなかったんだよね。
堀江:弾いて、そっから気持ちを届けるっていう方が好きだったからね。あと歌うとみんな見るからイヤなんだよね(笑)。でも面白いのは外国とかだとさ、メインボーカルの人が歌っててもあんまり見ないんだよね。
堀江:ギターの人だけ見たりとか、ドラムが良かったらドラムの人ばっかり見てたりとか。
Caravan:それぞれの楽しみ方があって、いろんな見方をしてるよね。
堀江:照明だけ見て楽しんでたりとか(笑)。
Caravan:日本は意外とね、
堀江:そう、歌っちゃうとみんな顔見ちゃうから、見ないで見ないでってなる。
Caravan:何を言ってんだろうとかね、意味が出ちゃう。
堀江:あんまり意味を持たせないでやりたいんだけど。
Caravan:洋楽の名曲なんかもよくよく翻訳して聴くと、すげー意味のない歌だったりすることが結構あるからね、結局女かみたいな。
堀江:すごい地球的なこと言ってても、結局お金がない歌だったり、恋愛ネタだったり。そういう聴きどころが歌だとみんなに見られちゃうのが恥ずかしい。
Caravan:注目されちゃうから。
堀江:これからも限られた場所でやろう、恥ずかしいから(笑)。そういうのは続けていこうかな。
Caravan:なんてったって庭だもんね(笑)。
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