「控え室のモニターあるじゃない、あの音があまりにも良くて下に見に行かなくてもよかった。」(中村ケイサク)
- OY:そういう中で、そもそもケーブルを変えるっていう意識は以前から持っていたんですか?
- シゲ:以前は今ほどケーブルにお金をかけるっていうこともメジャーではなかったし、今から考えると信じられないけど、”チューナーに頼るな、音叉使え”みたいな、ある意味ストイックな教えがあった時代で。自分のアンプを買うっていう発想すら自分にはなくて、ベースのケーブルっていったらbeldenの8412って思ってた頃。とかくベース界隈ではbeldenの8412がベーシスト用だっていう風潮があって、しかもいろんなメーカーが8412でケーブル出してて値段もバラバラで、なんだこれ意味わかんない、って思ったのがケーブルに興味を持った最初かも。それで使ってみたりしてるうちに、自作をするやつがちらほらでてきて、安上がりだよって。半田ごても2回買った。1本目はまるごと捨てて、2本目はどっかにあるのかな・・・
- OY:自作してないですもんね、今。
- シゲ:1本目作ったときにローディーに、シゲさんほんと半田づけヘタっすね、っていわれて、もう二度とやるか、ってなった。
- OY:そのころ、toeでQAC-202GやPA-02を使い始めて。そのしばらく後に今使ってるFORCE’77Gが出たんですよ。
- 中村:あぁ、FORCEね、はいはい。
- シゲ:(笑)はいはいって、あなたわかってるの?
- 中村:FORCEってあの、黒いギザギザのでしょ、今もずっと使ってますよ。
- シゲ:あなたもFORCE’77G?
- 中村:そう。
- OY:FORCE’77Gはギターだけでなく、ベースやキーボードの人にも人気があるんですよね。
- シゲ:そのFORCE’77Gが出たときに、スタジオでシールドケーブルの視聴会的なイベントやったじゃない。あれでシールドケーブルでこんなに違いがでるんだ、面白いって意識し始めたんですよ。
- OY:その少し前に□□□がワールド・ハピネスでPA-02を使ってる写真をもらって紹介しました。
- シゲ:そうそう、それが最初に話したほんとの最初のオヤイデ/NEOです。その時のワールドハピネスにケイサクもいたよね、なにで出てたんだっけ?
- 中村:あの時はね、カエラちゃんじゃなくて・・・コトリちゃん(コトリンゴ)だ。
- OY:それ、シゲさんも一緒だったでしょ。
- シゲ:(笑)あーそうだそうだ、その時一緒にコトリやってたんだ。
- 中村:そのワールドハピネスの時に教授が見に来てたんだけど、オレ最初わかんなくてコトリちゃんのお父さん見にきてるなぁ、って思ってたんだけどよく見たら、うわ、教授じゃんって。
- OY:(笑)その頃はまだFORCE’77Gが発売前だからケイサクさんのケーブルはQAC-202?
- 中村:toeで一斉に導入した時のケーブルを使ってたから、そうですね。
- OY:その後もFORCE’77Gやd+などのNEOケーブルを使って頂いてますが、ケーブル関係の印象って何かありますか?
- 中村:ケーブル関係で一番印象に残ってるのは、リキッドルームでのオヤイデイベントにtoeで出た時、ケーブルを全部オヤイデ/NEOに変えてやったじゃないですか、イベントごと。あの時の音はもう・・・、他ではないですね。知ってる?ドラムのマイクも全部さ・・・、
- シゲ:知ってるって、そのイベントでオレMCやってたんだって。
- 中村:あー、そっかそっか。そうだ、その時シゲは司会だ。
- シゲ:あの日一番衝撃だったのは、トップででたSOIL & “PIMP” SESSIONSの社長が、オヤ!イデ!ってコールアンドレスポンスさせたじゃない、あれには震え上がった。歴史が変わったって思った。(笑)
- 中村:オレにとっても一つ衝撃的なことがあって、控え室のモニターあるじゃない、あの音があまりにも良くて下に見に行かなくてもよかった。
- OY:ちゃんと見にいきましょうよ。(笑)
- シゲ:でもあのイベントはほんとに良かったよね。
- 中村:早く第二弾やってほしいです。