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「2回目のお誘いだったから、これはもう某印刷系会社に休みますってお願いして。」(中村ケイサク)

OY:そもそもお二人への仕事の依頼ってどんな感じなんですか?依頼というより誘われるになるんですかね?おーい、って?

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シゲ:ウエーイって?
中村:いつもメールですかね。主にメール、時に電話。
OY:手段じゃなくて(笑)、
中村:逆にそんなに頼まれないですよ、知り合いからしか。
シゲ:オレもそうっすね。
OY:知り合いになるってのは、対バンしたりとか?
中村:一緒に飲んだりとか。
OY:「ケイサクファン」っていますよね。こないだStimのLIVEでNARIくん(SCAFULL KING,WUJA BINBIN)を見かけて、何してるんですか?ってきいたらケイサクさんのおっかけしてるって。
中村:NARIくんは最近来ないから「ケイサクファン」は終わったんじゃないですかね。
シゲ:ケイサクがカエラちゃんを手伝いはじめたのってどういういきさつだったの?
中村:当時堀江くん(堀江博久)が鍵盤で、その頃ドラムの柏倉くん(toe/Drum)に誘ってもらったんだけど、その頃12月で某印刷系バイトが忙しくて一度断ってしまって。
シゲ:某印刷系って(笑)、バイトね。
中村:やりたいけども12月はゴメン、またお願いって。そしたら1年後の12月にまた誘ってもらって、2回目のお誘いだったから、これはもう某印刷系バイトに休みますってお願いして。
OY:それはさておき、僕からみて日本のキーボーディストの系譜だと、KYONさん、堀江博久さん、からの、中村圭作なんですよね。
シゲ:これはまたすごい並びですねぇ。
中村:いやいやいやいや、そんな並びでまとめられちゃうと恐縮すぎます。
OY:ちなみにキーボーディスト中村ケイサクからみた好きなキーボーディストってどなたなんですか?
中村:KYONさんや堀江さんはもちろん、久米大作さん、坪口昌恭さん、スガダイローさんなんて好きですねー。
OY:ジャンルも幅広めでいろんなところに顔を出す実力派系譜っていう感じで似てる感じもありますね。でもケイサクさんはバンド属性があるっていうのがおもしろいです。
シゲ:そういう意味だとベーシストはいっぱいいるからね。
OY:いるけど、シゲさんは目立ちますよね、いい意味で。パーソナリティーが確立されてるというか。
シゲ:べしゃりが先に出がちだから。

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中村:ベースだと伊賀航さん、茅ヶ崎学さんとかは職人肌なイメージありますよね。
シゲ:そうなりたいもんですよねぇ。
OY:その系譜も近いと思うんですけど、やっぱりシゲさんはシゲさんなんですよ。サポートっぽいけどサポートじゃない、そこにいるともうメンバーなんですよね。どこで見ても、頼まれて来たというよりも前からいた、みたいに見える。
中村:高桑圭さんにも前からいた感感じる。
シゲ:あ、圭さん好きだなー。リトルクリーチャーズの鈴木正人さんも好き。
OY:そっか、たしかにその系譜な感じします。バンド属性に差はあるけど、プレーヤーとしてどこにいてもすごく馴染んじゃうところとか。
シゲ:ある意味オヤイデ/NEOっぽいでしょ。
中村:あぁ、たしかに。ポップなかんじとか。
OY:なんとかの人っていう冠が出てこないんですよね。
シゲ:冠は自分でもよくわからないです、逆に教えてください。
OY:今あえていうと□□□?かなと思うんですけど、やっぱり村田シゲは村田シゲって言った方がしっくりしてる。
シゲ:ホームはつくれないっすね、怖くて。逆にこの全方位性がまたオヤイデ / NEOらしい、いや、オヤイデ/NEOが村田シゲに追いついた、そういうところにこの対談をおとしこんじゃってください(笑)。

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PROFILE

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村田シゲ

ライブハウス、クラブ、シーンを問わず無尽にフロアを沸かせたライブバンド”Runt Star”脱退後、変拍子を多用しながらもダイナミックかつ徹底してダンサブル&ドープなライブを展開するフィフスピースバンド”Cubismo Grafico Five”、及びエレクトリックジャズ、ミニマル、アフロ、クロスビートが錯綜する中、叙情的でストーリー性のあるアンサンブルを繰り広げる多人数編成”□□□”の企画運営として活動。荒井岳史(the band apart)、Orignal Love、坂本美雨、NONA REEVES、YEN TOWN BANDなどのライブ、レコーディング他、様々なシーンに神出鬼没。

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中村圭作

ライブハウス、クラブ、シーンを問わず無尽にフロアを沸かせたライブバンド”界”休止後、変拍子を多用しながらもダイナミックかつ徹底してダンサブル&ドープなライブを展開するスリーピースバンド”kowloon”、及びエレクトリックジャズ、ミニマル、アフロ、クロスビートが錯綜する中、叙情的でストーリー性のあるアンサンブルを繰り広げる6人編成”stim”の鍵盤奏者として活動。木村カエラ、つるの剛士、toe、WUJA BIN BIN、ホテルニュートーキョー、田我流などのライブ、レコーディング他、様々なシーンに神出鬼没。

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