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TBS緑山スタジオM5更新のワイヤリングをNEOが担当しました。
TBS緑山スタジオは、多くの人気ドラマを撮影収録しているスタジオですが、今回更新されたM5は「流星ワゴン」や「半沢直樹」などの人気ドラマの収録が行われた超メジャースタジオです。現在放送中の「天皇の料理番」も、今まさにこのスタジオで収録され、みなさんのもとへ届けられています。
「がっちりマンデー」でオヤイデ電気が紹介されたのですが、この時のご縁もあり・・・ということではまったくないのです。
このM5スタジオのサブルーム、これはレコーディングでいうところのコントロールルームにあたる場所で、たくさんのモニターと大きなミキサーが鎮座しているスペースです。みなさんもテレビなどでみたことがあるのではないでしょうか。
2015年春、このスタジオの更新にともなうワイヤリングをOYAIDE/NEOで固めることになりました。
2015年1月、TBSテレビの人気情報番組「がっちりマンデー」でオヤイデ電気が紹介されたのですが、この時のご縁もあり・・・ということではまったくないのです。
今回の緑山M5スタジオの更新は「日本レコード大賞」などを手がける赤坂TBSの音楽番組専属のチームが担当しているのですが、この音響チームは赤坂のスタジオでもOYAIDE/NEO製品をすでに導入し、ケーブルによる音質向上を実感しているチームです。M5スタジオの更新というこの機会に、この筋金入りの音響チームからOYAIDE/NEOでワイヤリングをがっちり組んでみたいという白羽の矢が立ったというわけです。
今回の更新の目玉は、メインとなる卓がAMEKからNEVEに変更されたことなのですが、目に見えるところだけがすべてではないのです。
ここに音や映像が届くまでに経由するマシンルームには、45Uラックが実に5台、デジタル時代にふさわしく、デジタル信号、アナログ音声信号、デジタルクロック、パワーアンプやPro Toolsに至るまで、映像パッケージを作るうえで欠かせない機材がぎっしりとマウントされています。
OYAIDE/NEOは事前に頂いた機材リスト、レイアウト図、電源、信号、同期など各種配線図をもとに、最適であろうワイヤリングを考えていきます。
まずはメインの卓となるNEVE88RSの電源部、ここは220V20A仕様のインレット=大容量を扱うポイントであることを鑑み、TUNAMI GPX-R V2に20AインレットのC237の特別仕様をあてがいます。とにかく音の心臓ですので、5.5sqのTUNAMI V2がマストという判断です。さらに、100V→220Vの昇圧トランスへの送電には”102 SSC”屋内配線材のEE-F/S2.6を採用し、磐石の電源部をアレンジしました。
この先はそれぞれの機材の持つ本来の性能プラスアルファを引き出すワイヤリングです。Pro ToolsシステムのMac ProにはNEVE 88RSと同じくTUNAMI GPX-R V2、クロックジェネレータのSYNC I/Oも同じくTUNAMI GPX-R V2。これは安定したパワー供給を必要とするポイントにサイズの大きいTUNAMI V2を、という選択です。HD I/OとEXPANSSION CHASSISにはBLACKMAMBA-α V2、BNCクロックはDB-510で統一し、Pro Tools HDXシステムの肝であるDigilinkケーブルにはPA-26HDXがワイヤリングと、レコーディングスタジオなどでもおなじみのセットアップを組んでいます。
収録側からの多チャンネルのAD/DA、デジタル信号が経由するラックでは、まずMASTERのクロックジェネレータTASCAM CG-2000の電源にBLACKMAMBA-α V2をリダンダントで装着します。ここから各機種へのクロック信号はすべて銀単線のDB-510を通って出力されています。またDJ盤からクロックの分配、パッチングに使用するケーブルにもPro Tools環境と同じDB-510を使用し、映像、音声のデジタル信号もクロックの送信におけるベースアップを実現しています。
NEVE88RSを中心としたデジタルVTRからの音声信号のDA/ADにはDADのAX32/AX24を経由するのですが、この24chの音声信号はNEO PA-08でAD/DA入出力、デジタル信号はすべて前述のDB-510を通って送られます。もちろんこれらの機材をドライブさせている電源ケーブルは、すべてBLACKMAMBA-α V2で統一されています。
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