COLUMN
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ライブの現場で使用されているオヤイデ/NEO製品にスポットを当て、それらの魅力を紹介する企画『OYAIDE Live Report』。
今回は、2023.1.27渋谷O-EASTで行われた雨のパレード『10th Anniversary Opening Tour〜 The Origin〜』のレポートです。
雨のパレード
福永浩平(Vo)、山﨑康介(Gt)、大澤実音穂(Dr)。
2013 年に結成。
インディR&B、エレクトロハウス、アンビエントなどのジャンルやロックからポップスま で様々なジャンルの音楽性を独自にクロスオーバーさせ、新時代のポップスを提唱する 3 人組。
バンドとい う形態に捉われず生楽器、アナログシンセやサンプラー、ドラムマシーンなどを駆使し、最先端の音楽を鳴らす。
音楽性、形態、すべてにおいて“枠に捉われない”スタンスで、独自の存在感を放っている。
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本公演『10th Anniversary Opening Tour〜The Origin〜』はタイトルの通り、今年結成10周年を迎える雨のパレードが、その記念すべき一年のオープニングとして開催した東名阪ツアーで、本公演でツアーファイナルとなりました。
会場は小雨が降る、寒々とした金曜日の渋谷O-EAST。
フロアの入り口の扉を開けると、既に会場は満員の様子でした。
Vo.福永さんの何かを抱きしめるような歌声。
Gt.山崎さんのクリアでリズミカルであり、時に叙情的なサウンド。
Dr.大澤さんのドラムはタイトでキーの高めなスネアの音色が冷たさと空間的な拡がりを演出していました。
そしてバンド全体で感じられる優しくノスタルジーな音のテクスチャーに聞き惚れてしまい、約1時間半程の公演は、本当にあっと言う間に終わってしまいました。
雨のパレードのライブは、いつも儚く終わってしまうと感じます。
最後の一音を恍惚と、何処か寂しく見つめているお客さんの目が、それらを物語っています。
そんな素敵な公演の中、Gt.山崎さんは数々のオヤイデ製品をご愛用頂いており、本公演でも使用されていました。
山崎さんはエアー感があるという点を気に入って下さり、アコースティック系の楽器でご使用されていてます。
高域は少し柔らかくなり、中高域のBITE感が出る所謂「抜けるサウンド」になります。
またエレアコユーザーの方々からも高評価を頂いており、エレアコ特有の高域の鋭さがマイルドになり、より鮮明な基音が強調されたコードを聴かせる事が可能です。
プラグ本体の内側に刻まれたねじ切りでケーブルをしっかり噛む事により、高い堅牢性も実現しています。
製作の容易さが魅力的で、好きな長さにケーブルをカットし、プラグを差して、付属のレンチで閉めるだけ。
肝心の音質ですが、オヤイデ電気オリジナル導体102SSCを採用したソルダーレス専用ケーブル【SLD-ZERO】により高音質を実現しています。
そして取り回しも抜群です。
高解像度高耐久、取り回しの良さ、作製の手軽さが魅力の本製品。
山崎さんのボード内でもその魅力を遺憾無く発揮されていました。
Fractal Audio AXE-FXの電源には、AXIS-SOSをご使用頂いています。
こちらのパワーケーブルの一番の特徴は、プラグ部がアースプラグ無しの2P仕様な点です。
これは国内の多くのユーザーにお使い頂ける様設計された仕様で、コストパフォーマンスにも優れたモデルです。
音質としては、ワイドレンジ且つ高解像度というオヤイデ電気オリジナル導体102SSCの特徴だけでなく適度な中域の量感とリアリティがあり、楽器との相性はとても良いです。
雨のパレードのシティモダンな楽曲には、とても相性が良く、アンサンブルの中でもしっかりギターの存在感を感じる事が出来ました。
電源周りは信頼出来るものを使用したいという、山崎さんからの要望にしっかり答えさせて頂きました。
ありがとうございます!
広いレンジを持つこちらのQAC2種類ですが、緑のケーブルの方が比較的中低域に音がフォーカスされた、ナチュラル感のある音色。
逆に赤のケーブルは、緑よりも広レンジで締まった低域と中高域〜高域のへの伸びが美しく、クリア感があります。
広レンジという特徴を活かし、鍵盤用のケーブルとして使用頂いています!
山崎さんはそれらに加え、「セッティング時に色分けされていた方がスムーズ」という現場ならではの拘りも。
実は山崎さんは根っからの自作ッカーで、オヤイデ電気秋葉原直営店へ部材調達にいらっしゃることも。
山崎さんも使用されているオヤイデNEOケーブル、そして10周年を迎えた雨のパレードの今後の活躍も、是非チェックされてみて下さい。
Writting by Yuuki Miura
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