Live#2 クラムボン
続いての登場は、一昨年のドコガイイデスカツアー、両国国技館公演でのオヤイデ・ケーブルのフルワイヤリングも記憶に新しいクラムボン。この頃のLIVEも、LIVEとは思えぬ音の良さだったのだが、この日はさらに音の通りや粒立ちが鮮明に聴こえる。ベースのミト自身もライブ中にその音の良さに驚愕し、Vo. Key.の原田郁子は「音が良すぎて顔がにやけっぱなし」とオヤイデ・ワイヤリングの音を絶賛。
クラムボンのセットとして基本的ワイヤリングは変わることなく、ドラムのケーブルが大きくグレードアップしているのだが、ドラム周りをグレードアップすることで、全体の音の通り方、締まり方も変わったというのは興味深い。確かにドラムだけでマイクを10本以上使用する以上、音の再現性という意味で最も重要な箇所であり、またノイズの影響を受けやすいところでもある。ここが劇的に変わり、膜のようなものがとれたクリアな音が、外でも中でも鳴っていることになる。この音の中、必然的にクラムボン3人の演奏は集中力もメリハリも抜群、そして終始楽しそうに演奏しているのが印象的だった。ミトの「なぜか会場のお客さんの声までクリア」という、会場の声による”Folklore”の合唱でこの日のクラムボンの幕が閉じた。
クラムボン setlist
- ナイトクルージング
- KANADE Dance
- GOOD TIME MUSIC
- はなれ ばなれ
- DESIRE-情熱ー
- tiny pride
- バイタルサイン
- シカゴ
- Folklore
トリの前のMCでは写真家の平間至氏も登場。この日の特典である、録りおろしPHOTOBOOKの話題だけではなく、いかに自らがOYAIDEケーブルファンであるのかを告白する、流暢なケーブル談義をミュージシャン村田シゲ氏と繰り広げ、会場を若干ひかせていた(笑)。